鳥取県と兵庫県の県境にある扇ノ山の中腹に拓かれた上地地区の棚田で上地棚田あるいは京ケ原棚田と呼ばれています。この棚田で特筆すべきことの一つは水源で…
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山口市内から国道435号を美祢市方面へ車で10分ほど進んだ道路沿いに位置するのが吉敷畑の棚田です。機械化を阻む700枚ほどの小さな田んぼを公的な交付金等に…
山口県の周南市から山越えの道を車で行くと、谷川沿いに開けた小さな盆地状の集落が見えて来ます。ここが山口市の徳地串地区で自然豊かな里山に囲まれた長閑…
見島は萩市から45㎞沖合の日本海に浮かぶ周囲18㎞ほどで人口は700人弱の孤島。この島の宇津地区は山麓から中腹にかけて点在する多くの棚田農地からなり、水稲…
柿本人麻呂が詠んだ打歌山(大道山)の中腹にある棚田で広大な全景を一望できるスポットが数カ所あるうえ、見る位置によってまるで異なる表情を見せると評判…
今からおよそ八百年前、京都からきた夫婦がこの地に移り住みました。そこを流れる川が京都の加茂川に、また付近の山は京都の東山に似ていたことから、この地…
北庄の棚田は、88haに2700枚の田んぼがあり、百選の中でも最大級の面積を誇っています。広大な棚田は3か所の谷ごとに分布し、中でも西ノ谷地区の景観が優れて…
室谷の棚田は、中国地方に多く見られる鉄穴流しの跡地を造成したものといわれていて、前もって堰(土塁)を築いて窪地を作り、そこに土砂を流し込み河川に流…
朱色の石州瓦で葺いた屋根に白壁が美しい農家が点在し、絵になる風景の棚田の里。中国地方の棚田の多くがそうであるように、神谷地区の棚田も鉄穴流しの砂鉄…
中州北棚田は、周囲を500m前後の山々に囲まれた標高300〜400mのすり鉢状の盆地全体に分布しています。小さな丘の陰になったり谷が異なったりするため、全てを…
棚田は三谷川沿いに細長く分布しており、9 ㎞にわたり、約千枚あるといいます。ほとんどが畦を石で積み上げた石垣の棚田で、「和風の庭園」と称されるほどの…
トンネルを抜けると現れる桃源郷「いにぴちゅ」。ここは四方を山に囲まれ、秘境に見えることからそう呼ばれています。集落ができた歴史は約600年前までに遡り…
田土の棚田は吉井川の支流、田土川の谷に沿って東へ、最奥部では北に向きを変えて 3 ㎞近く続いています。奥行きの長い棚田で、奥に入るほど左右に広がってゆ…
奥出雲地域は千数百年にわたり砂鉄を採り、炭を焼き、そして“たたら”を吹き続けてきました。大地を切り崩し自然の恵みである砂鉄を採取した跡地は棚田に変え…
吉川英治の小説『宮本武蔵』で、主人公が自らを「作州浪人」と名乗った地である美作市に上山の棚田があります。棚田の起源は、奈良時代とも言われ、最盛期に…