朱色の石州瓦で葺いた屋根に白壁が美しい農家が点在し、絵になる風景の棚田の里。中国地方の棚田の多くがそうであるように、神谷地区の棚田も鉄穴流しの砂鉄採集作業の過程で形成されたと考えられています。鉄穴流しでは大量の石が出るため、その石を積んで棚田が造成されたのが始まりで、製鉄業が最も盛んだった江戸時代以降に築かれたと思われます。神谷川の谷間を埋める棚田は3列、ところによっては2 列になり、30段以上が連なっています。この地域は初冬の2ヵ月間、 江の川から発生する川霧に包まれ神谷は谷間の底にあるため、午前10時にならないと霧が晴れないといいます。作業条件が厳しい中でも地域の人々によって棚田は営々と守られています。
TANADAS掲載地
棚田オーナー制度
会 費:30,000円/1区画(1年間) ※100㎡あたり
作業内容:田植え(5月)、除草(7月)、稲刈り(9月)
参加条件:上記作業には参加必須。
作業特典:収穫したお米はお持ち帰りしていただきます(100㎡あたり30㎏程度)
特産品
棚田米、地酒「池月」、鮎、石見和牛肉、石見ポーク、イノシシ肉など(道の駅「瑞穂」にて購入可)
周辺スポット
天空の駅(旧JR三江線宇都井駅は、地上20mの高架上にある)
旧JR三江線宇都井駅&口羽駅トロッコ運行(NPO法人江の川鐡道)
宿泊・温泉
基本情報
所在地 | 島根県邑南町上口羽 |
枚数 | 72枚 |
耕作面積 | 5.4ha |
耕作率 | 65% |
標高範囲 | 120 ~ 160m |
平均勾配 | 急 |
法面の構造 | 土坡、石積み |
開発起源 | 江戸時代 |
水源 | 谷水 |
選定 | 日本の棚田百選 |
保存会 | 神谷棚田保全組合 |
棚田オーナー制度 | 有(上田・平佐地区) |
駐車場 | 無 |
お手洗 | 無 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | JR芸備線三次駅下車、備北交通で伊賀和志行、羽須美支所下車、おおなんバスで矢上行、「神谷口」バス停下車、徒歩で10分 |
自動車 | 中国自動車道三次ICから国道54号線北上、県道62号線を経て国道375号線に入り3km北上、両国橋を通過し県道7号線の原田橋を目指す |
お問合せ
神谷棚田保全組合 事務局 福田誠治:tel. 0855-87-0249
http://shimane-tanada.net/kandani/