四国山地の西端にある棚田

奥内(おくうち)| 愛媛県松野町

奥内の棚田は、奥内川の流域に形成された4つの集落(下組、本谷、榎谷、遊鶴羽)の棚田の総称です。集落には平家の落人伝説も伝わっています。地形条件に従って、谷には水田、尾根には屋敷、屋敷地周辺には畑が造成されてきました。粗樫、小椎、小楢などの天然林が広がり、秋には赤とんぼが舞う地としても知られています。
昔から溜め池を持たず、奥内川の源流水をそのままかけ流す方法で稲作が行われているのも特徴的です。緩孕もなく上へと積み上がってゆく棚田、その間に点在する民家、背後に針葉樹や広葉樹の森が控える景観は実に見事です。棚田を潤した水は、遊鶴羽川から奥内川、奥野川、広見川を経て高知県へ流れて四万十川に合流し、太平洋に注ぎます。
※集落名の遊鶴羽はもともと常緑高木の譲葉の字が当てられていましたが、集落中央の最上部から谷底を見ると鶴が羽を広げた形に似ているので、遊鶴羽の字を用いるようになったともいわれています。
TANADAS掲載地

イベント

4月:奥内薬師堂(町指定文化財)の春祭りが地区を挙げて盛大に行われる

特産品

桃や梅、茶や柚子など(道の駅「虹の森公園」で購入可)、広見川で獲れるウナギ

周辺スポット

虹の森公園、水族館「おさかな館」国指定史跡の河後森城跡芝不器男記念館目黒ふるさと館ぽっぽ温泉(JR予土線の松丸駅舎2階)

温泉・宿泊

町内には、滑床渓谷の「水際のロッジ」をはじめ、旅館、農家民宿などが多数ある。

基本情報

所在地 愛媛県北宇和郡松野町大字蕨生奥内地区(下組、本谷、榎谷、遊鶴羽
枚数 300枚
耕作面積 14ha
耕作率 80%
標高範囲 150 ~ 300m
平均勾配 1/7
法面の構造 石積み
開発起源 遅くとも江戸時代中期
水源 奥内川(渓流水)
選定 日本の棚田百選、重要文化的景観
保全団体 奥内棚田保存会
棚田オーナー制度
駐車場
お手洗

 

アクセス

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公共交通 JR予土線真土駅下車、徒歩3・5㎞。または松丸駅下車、タクシーで約15分
自動車 松山自動車道三間ICから県道57号線、国道381号線経由で真土駅を目指す。ここで県道106号線に入る。逆杖の公孫樹と奥内薬師堂が目印。ICから約40分

お問合せ

松野町教育委員会教育課:tel. 0895-42-1118

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