白馬村の北東端、姫川の支流となる青鬼沢に沿った急坂を上ると青鬼集落です。集落の民家15戸のうち14戸が伝統的家屋で、2000年に文化庁の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。家々は鉄板で覆われた茅葺きの寄せ棟造りで、屋根の端には「鳥衾(とりぶすま)」を立てて「寿」「水」などの字が書かれています。
青鬼棚田は標高が750~800mもあり、日本有数の高所にある石積みの棚田です。用水は3㎞ほど上流の青鬼上堰と青鬼下堰の2系統で取水していて、どちらも急斜面の岩盤をノミでくり貫く難工事の末に作られた貴重な工作物です。幕末の頃に4年の歳月と延べ1230人の労苦をかけて開田したと伝えられています。
田植え時期には北アルプスの山肌に「代掻き馬」「種まき爺さん」などの雪形が現れ、春の農作業の開始シグナルとして親しまれ頼りにされています。
TANADAS掲載地
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2021.04.14 投稿写真追加
基本情報
所在地 | 長野県白馬村北城青鬼地区 |
枚数 | 80枚 |
耕作面積 | 4.2ha |
耕作率 | 不明 |
標高範囲 | 750 ~ 800m |
平均勾配 | 1/15 |
法面の構造 | 石積み |
開発起源 | 江戸時代 |
水源 | 河川(渓流) |
選定 | 日本の棚田百選 |
保存会 | 無 |
棚田オーナー制度 | 無 |
駐車場 | 有 |
お手洗 | 有 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | JR大糸線信濃森上駅下車、タクシーで15分 |
自動車 | 長野自動車道安曇野ICから国道148号線を北上し、信濃森上駅近くの「岩岳入口」信号から1・2㎞北上した地点で右折し対岸の一本道を進む。ICから約70分 |
お問合せ
白馬村農政課:tel. 0261-72-5000
白馬村観光局:tel. 0261-72-7100