寺領・月の子地区は、安芸太田町のほぼ真ん中に位置した山間部の棚田です。耕作者の高齢化等により耕作放棄地が拡大しつつあり、その対策として昭和57年頃から棚田を活用した祇園坊柿の団地化を推進し、モデル園として約12ヘクタールへ祇園坊柿の植栽を行い、栽培に取り組んできました。こうした取り組みにより寺領地区は平成4年度に全国土地改良事業団体連合会より「農村景観百選」に選ばれ、今では祇園坊柿は安芸太田町を代表する特産品となっています。祇園坊柿の生産・加工・販売は地元の営農組織「安芸太田元気村」が中心となり祇園坊柿オーナー制を活用しながら交流や、学校の体験学習受け入れなどの事業を積極的に行っています。一方棚田本来の稲作については、担い手である㈱百姓屋に集約しコンバインや畦ぬり機等の高性能農業機械の導入を図って来ています。
基本情報
所在地 | 広島県安芸太田町寺領、下殿河内 |
枚数 | 204枚 |
耕作面積 | 23ha |
耕作率 | 75% |
標高範囲 | 480m |
平均勾配 | 1/17 |
法面の構造 | 石積み・土坡混在 |
開発起源 | 不明 |
水源 | 河川 |
選定 | つなぐ棚田遺産、農村景観百選 |
保存会 | 有(安芸太田元気村) |
棚田オーナー制度 | 無 |
駐車場 | 無 |
お手洗 | 無 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | JR芸備線・下深川駅前からタクシー利用で棚田まで約40分 |
自動車 | 中国縦貫自動車道・戸河内ICから県道305号 経由で棚田に至る。ICより6㎞ |
お問合せ
安芸太田町産業観光課 tel : 0826-28-1973