奥内の棚田は、奥内川の流域に形成された4つの集落(下組、本谷、榎谷、遊鶴羽)の棚田の総称です。集落には平家の落人伝説も伝わっています。地形条件に従っ…
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朱色の石州瓦で葺いた屋根に白壁が美しい農家が点在し、絵になる風景の棚田の里。中国地方の棚田の多くがそうであるように、神谷地区の棚田も鉄穴流しの砂鉄…
「たわ」は吉備高原に多い「峠」を意味する地名で、棚田も峠付近にあります。野面石(天然玉石を大割りしたもの)で作られた緩やかな曲線の棚田と民家の白壁…
新潟県内では頸城<くびき>地方以外で唯一選ばれている「日本の棚田百選」地。田んぼは北五百川集落の東と西の谷に分かれていますが、面積の狭い西の谷の方…
貝ノ川棚田がある津野町は、坂本龍馬脱藩の道・梼原街道があり四万十川の源流点があることで知られています。新荘川は、絶滅したニホンカワウソが最後に目撃…
中州北棚田は、周囲を500m前後の山々に囲まれた標高300〜400mのすり鉢状の盆地全体に分布しています。小さな丘の陰になったり谷が異なったりするため、全てを…
棚田は三谷川沿いに細長く分布しており、9 ㎞にわたり、約千枚あるといいます。ほとんどが畦を石で積み上げた石垣の棚田で、「和風の庭園」と称されるほどの…
トンネルを抜けると現れる桃源郷「いにぴちゅ」。ここは四方を山に囲まれ、秘境に見えることからそう呼ばれています。集落ができた歴史は約600年前までに遡り…
石鎚連山の一つ石墨山の西麓に位置する井内地区は、古くから樒(しきみ)の特産地として知られています。棚田は井内川と支流の谷によって幾つかのブロックに…
かつて住民を悩やませた荒間地峠を抜けると蔵川地区に入ります。この地域は昔から米どころとして知られており、そこで作られる米は大洲藩の献上米となってい…
樫谷の棚田は、山裾を海に落とす壺神山の中腹にあります。昼間でも暗い、小型車がかろうじて通れるほどの細いつづら折りの山道を、この先に人家があるのか?…
佐那河内村は『日本書紀』神代記によると、高天原で天照大神が御田とした名が村名になっています。加えて『古事記』には、村西方の牛小屋地区には三社さんと…
田土の棚田は吉井川の支流、田土川の谷に沿って東へ、最奥部では北に向きを変えて 3 ㎞近く続いています。奥行きの長い棚田で、奥に入るほど左右に広がってゆ…
奥出雲地域は千数百年にわたり砂鉄を採り、炭を焼き、そして“たたら”を吹き続けてきました。大地を切り崩し自然の恵みである砂鉄を採取した跡地は棚田に変え…
吉川英治の小説『宮本武蔵』で、主人公が自らを「作州浪人」と名乗った地である美作市に上山の棚田があります。棚田の起源は、奈良時代とも言われ、最盛期に…