宮城県の最南端にある丸森町。町の北部を流れる阿武隈川に沿った国道349号線から、案内標識に従って1.4㎞登ると沢尻の棚田があります。東北には珍しい石積みで江戸時代から昭和にかけて拓かれました。案内看板には「地区の人々が僅少な田・荒れ地を、鍬・もっこ・のみ・馬等を使用し人畜一体となって、石垣を積み現在の姿に整備したもので、天水・湧水を利用し数名の所有者が耕作等の管理を行い、畜産農家との連携により稲わらと堆肥の交換などによる有機農業を推進している」と書かれています。日本の棚田百選で最北とされる石積みの田んぼです。56枚の田んぼは、大小さまざまな石が積み上げられ一枚一枚の面積は大きいです。昔からの生態系が残り夏にはホタルが飛びます。収穫時期は黄金色の稲穂と彼岸花も鮮やかです。
TANADAS掲載地
特産品
たけのこ、へそ大根、ころ柿(干し柿)など(いなか道の駅やしまや、八雄館、いきいき交流センター大内等で購入できる)
周辺スポット
蔵の郷土館齋理屋敷、阿武隈川
温泉
国民宿舎「あぶくま荘」、青葉温泉旅館「青雲閣」(車で20分)
基本情報
所在地 | 宮城県丸森町大張川張字宗膳 |
枚数 | 56枚 |
耕作面積 | 4.1ha |
耕作率 | 54% |
標高範囲 | 100 ~ 210m |
平均勾配 | 1/8 |
法面の構造 | 石積み、土坡 |
開発起源 | 江戸時代から1955年頃にかけて |
水源 | 溜め池 |
選定 | 日本の棚田百選 |
保全団体 | 無 |
棚田オーナー制度 | 無 |
駐車場 | 有 |
お手洗 | 無 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | 阿武隈急行線丸森駅下車、タクシーで10分 |
自動車 | 阿武隈川沿いの国道349号線から棚田の看板を沢尻集落方向に北上し約1・4㎞ |
お問合せ
丸森町農林課:tel. 0224-72-2111(代)
丸森町観光案内所:tel. 0224-72-6663