飯田市は南信州の小京都といわれる地。棚田は市街地から南へ15kmほど行った、伊那谷を刻む天竜川の東側、伊那山中の千代芋平<ちよいもだいら>にあります。鼬ケ沢<いたちがさわ>川沿いの斜面に長い畦をくねらせ、戦国の時代から受け継がれてきました。人家もなく、晴れた日の夜は天の川が水面に映り、初夏にはホタルが乱舞することで有名です。付近に川や大型用水もないため頼りは雨水だけですが、雨量が多過ぎると沼田となる地質で、水源には手を焼いているそうです。
1998年、「21世紀に残そう、信州の田園風景」に選ばれたのを機に、耕作放棄が進む棚田の状況に危機感を抱いた当時の自治会長が対策委員会を作り、翌年に「よこね田んぼ保全委員会」を結成、計画的に復田作業を実施しました。1999年から3年で45枚、約1haの棚田が復田され、耕作率100%。一部で花も栽培されています。
TANADAS掲載地
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2021.04.14 投稿写真追加
棚田オーナー制度
会 費:マイ田んぼオーナー:2万円/パートナー会員:1万5千円/たかね錦(酒米)オーナー:2万円/企業オーナー:5万円 (1年間) 平均27㎡
作業内容:田植え(5月)、草刈り・草取り(7月、9月)、稲刈り・収穫祭(10月)、脱穀(11月)※ その他自由参加の作業やイベントとして、畦塗り、田植え、稲刈り、収穫祭、特典体験イベントなどが行われます。
参加条件:特になし
作業特典:定量5kg~10kg(特典コースによる) 白米(たかね錦(酒米)オーナーの場合は純米酒720mlを3本)「オーナー体験イベントへ無料招待」(秘境沢登りツアー、釣り大会、自然ふれあい体験教室、アウトドアイベント、星鑑賞会、農業体験、生き物観察、酒蔵見学、新酒の会など ※現地までの交通費は自己負担)
ライトアップ・イベント
【7月~9月】「案山子まつり」
特産品
千代ネギ(地域で昔から栽培される在来のネギ)
周辺スポット
「野池親水公園」(車で5分)
宿泊・温泉
「奥天龍不動温泉 佐和屋」(車で10分ほど)
基本情報
所在地 | 長野県飯田市千代芋平・野池 |
枚数 | 110枚 |
耕作面積 | 3ha |
耕作率 | 100% |
標高範囲 | 700m前後 |
平均勾配 | 1/4 |
法面の構造 | 土坡 |
開発起源 | 戦国~江戸時代 |
水源 | 表流水、天水、溜め池 |
選定 | 日本の棚田百選 |
保全団体 | よこね田んぼ保全委員会 |
棚田オーナー制度 | 有 |
駐車場 | 有 |
お手洗 | 有 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | JR飯田線天竜峡駅よりタクシー利用で10分 |
自動車 | 三遠南信自動車道天竜峡ICより天竜峡駅の南側を通り、県道237号線で千代保育園を目標に進む。ICから15分 |
お問合せ
よこね田んぼ保全委員会事務局
(飯田市役所千代自治振興センター内):
tel. 0265-59-2003
http://chiyo-x.jp/