日立市は自然豊かな関東平野の北端、茨城県の北東部にあり、明治時代から日立鉱山(現JX金属)や日立製作所などの発展により、日本有数の工業都市として成長しました。その西部地区には「中里」と呼ばれる、豊かな自然に囲まれた地域が存在し、清流里川沿いに棚田が形成されています。中里地区は江戸時代初期よりいくつかの集落ごとに村が形成され、農林業を生業としていましたが、昭和30年頃からは観光果樹栽培へと切替り、第2次・3次産業への従事者が多くなるにつれ、棚田の耕作面積も減少していきました。現在では休耕地が目立ちますが、各集落で地区住民による保全活動が行われています。また、里川沿いエリアは観光果樹園が並ぶ「日立中里フルーツ街道」と呼ばれ、リンゴやブドウをはじめとした様々な果樹を栽培し、直売を行っています。中里地区には観光名所も多く、近年、国内有数のパワースポットとして注目を集める「御岩神社」や、日本一の長さを誇るわくわくスライダーやキャンプ場を備える「奥日光きららの里」があります。棚田のすぐ下にはコンビニエンスストアもあり車でのアクセスは容易です。
特産品・お土産
リンゴ、ブドウ、柿、ブルーベリー 等の果樹
地場産大豆と湧水を使った豆腐
周辺スポット
御岩神社、奥日立きららの里、そば処 入四間、日鉱記念館、
日立かみね公園、日立シビックセンター
宿泊・温泉
基本情報
所在地 | 茨城県日立市下深荻町 |
枚数 | 72枚 |
耕作面積 | 5.6ha |
耕作率 | 約60% |
標高範囲 | 125 ~ 145m |
平均勾配 | 1/15 |
法面の構造 | 土坡 |
開発起源 | 不明 |
水源 | 里川 |
選定 | 無 |
保全団体 | 無 |
棚田オーナー制度 | 無 |
駐車場 | 無 |
お手洗 | 有 |
アクセス
公共交通 | 日立駅中央口から茨城交通東河内行のバスに乗車し約40分の「油ヶ崎橋」下車歩5分。平日10往復、土日5往復 |
自動車 | 常磐自動車道日立中央ICから県道36号線を西方向に約15km |
お問合せ
日立市 産業経済部 農林水産課 0294-22-3111(内線402)