九州のマッターホルン虚空蔵山北麓の棚田

日向(ひなた)| 長崎県川棚町

大村湾に面する川棚町。日向の棚田は町のシンボルである九州のマッターホルンとも称される虚空蔵山から湧き出す清流を源流とする木場川の両岸に広がっています。棚田は6ha約80枚の石積みの棚田です。日向の上下流域においても同様の石積み棚田が約1000枚広がっており、この一帯を「木場の棚田」と称しています。400年以上の昔から先人たちが大小の石を一つ一つ積み上げて、石垣を築き耕作面積を広げてきました。石積みは野面石あるいは切石を用いた布積みで、ガマや暗渠にあたるシードウ(水道)とよばれる特殊な用排水施設も備えています。コンクリートの畦畔は幅が狭く美しいことが評価され2000年には「美しい日本のむら景観コンテスト」で受賞しています。棚田のみならず、生活道路、住居等の土台となる石積みの農村風景は見応えがあります。
TANADAS掲載地

特産品

棚田米(2008年の宮中献穀米となり、棚田には記念碑が建てられる)、長崎和牛(川棚町は2012年に全国和牛能力共進会で日本一に輝いた)、トマト、アスパラガス、タマネギ、ナマコなど

周辺スポット

虚空蔵山岩屋権現

宿泊・温泉

国民宿舎「くじゃく荘」温泉施設「しおさいの湯」ほか、ホテル、民宿あり

基本情報

所在地 長崎県東彼杵郡川棚町木場郷
枚数 80枚
耕作面積 6ha
耕作率 90%
標高範囲 130 〜 160m
平均勾配 1/6
法面の構造 石積み
開発起源 江戸時代初期
水源 河川
選定 日本の棚田百選
保全団体 木場地区棚田保全協議会
棚田オーナー制度
駐車場
お手洗

アクセス

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公共交通 JR川棚駅下車、西肥バスの川棚待合所から内海行きバスで「石木」バス停下車、徒歩45分
自動車 JR川棚駅から県道4号線で北へ。石木郷交差点を右折、県道106号線を約2・5㎞直進、木場郷公民館が目印

お問合せ

川棚町農林水産課:tel. 0956-82-3131(代)

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