佐渡海峡から昇る朝日が望める棚田

岩首(いわくび)| 新潟県佐渡市

佐渡島は沖縄本島に次ぐ大きさを持つ離島。中世には身分の高い人の流刑地として、江戸時代には金銀山などの要所として、伝統文化や芸能が育まれた地で、トキの野生復帰に向けた人工増殖と放鳥の活動も有名です。トキはもともと稲作とともに繁殖した日本の農業を象徴する鳥で、佐渡島は「朱鷺と暮らす郷<さと>」として自然と共生する農業を模索し、2011年に「世界農業遺産(GIAHS)」に認定されました。棚田はこの農業遺産の中心的存在。なかでも小佐渡の南東部にある岩首地区の棚田は、海岸の集落近くから標高470mの急な山肌を延々と続いていて、竜が昇る姿に似ていることから「昇竜棚田」とも呼ばれます。南東方向に開けており、佐渡海峡から昇る朝日が棚田を照らす光景は全国的にも珍しいものです。最上部の展望台は訪れる人の憩いの場となっています。交流活動の拠点として長らく利用されて来た麓の「岩首談議所」は老朽化により閉鎖され、2023年からは地域振興の拠点として一般社団法人「岩首めぶきラボ」が活動を始めています。
TANADAS掲載地

|ページ更新情報|
2023.10.10 本文の交流施設補正

特産品

◆岩首昇竜棚田米:WEBショップなどで購入可(佐渡棚田協議会内ショップサイト)
◆おけさ柿、いごねり、へんじんもっこのソーセージ、沢根だんご、日本酒、海産物など。:
WEBショップなどで購入可 ( 佐渡産直ネット

周辺スポット

養老の滝(集落内)、トキの森公園

温泉・宿泊

サンライズ城ケ浜、佐渡八幡温泉

基本情報

所在地 新潟県佐渡市岩首地区
枚数 約460枚
耕作面積 16.7ha
耕作率 55%
標高範囲 30~470m
平均勾配
法面の構造 土坡
開発起源 江戸時代
水源 湧水
選定 つなぐ棚田遺産
保全団体
棚田オーナー制度
駐車場
お手洗

アクセス

↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!

公共交通 両津港より新潟交通バス東海岸線でバス停「岩首」下車
自動車 両津港より県道45号線で約50分 

お問合せ

佐渡棚田協議会事務局(佐渡市農業政策課内) TEL.0259-63-5117
佐渡棚田協議会:https://sadotanada.com/

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