川代棚田は、江戸幕府直営の牧(牧場)があり、日本の酪農発祥地といわれる房総半島南部の嶺岡山地斜面に広がっています。江戸時代から良質米の産地として知られ、隣の主基地区のお米は明治天皇の大嘗祭(即位後最初の新嘗祭・一代一度限り)で使うお米として選定されたという由緒ある歴史を持っています。外洋に面したこの地方は温暖な気候で早場米の産地としても知られています。長狭街道沿いの田原小学校横から賀茂川を渡るとすぐ右手にオーナーさん向けの大きな駐車場があります。この駐車場から山裾に向かって圃場整備された棚田が広がり、その奥の山際には圃場整備から外れた1ha、約60枚の曲線の美しい川代柿木代棚田があります。棚田を見下ろす高台には簡易トイレや鯉のぼりが泳ぐ見晴らしの良いイベント広場があります。背後には遊歩道もあり視線の先には「鴨川富士」や海岸沿いの高層ビル、外洋の一部を望むことができ田植えや稲刈り時はとても賑やかな交流の場になります。
棚田オーナー制度
会 費:30,000円/1口(1年間) 100㎡
作業内容:田植え5月、草刈り・草取り6月、草刈り・草取り8月、稲刈り9月、脱穀、9月 ※その他、収穫祭など年7回程度の作業がある
参加条件:田んぼへ足を入れて稲を作る意欲があること。自然と付き合う勇気を持っていること
作業特典:収穫高全部(平均42.5kg程度・玄米)※田の広さにより金額が変わります
特産品
魚介類、干物や海藻、長狭米(道の駅、通販サイトで販売)
周辺情報
鴨川シーワールド、濃溝の滝、鴨川海水浴場、魚見塚展望台
里のMUJI「みんなみの里」(車で10分)
温泉・宿泊
鴨川市内には多数のホテル、日帰り温泉あり
基本情報
所在地 | 千葉県鴨川市川代地区 |
枚数 | 約200枚 |
耕作面積 | 約40ha |
耕作率 | 99% |
標高範囲 | 10 ~ 40m |
平均勾配 | 普通 |
法面の構造 | 土坡 |
開発起源 | 江戸時代 |
水源 | 圃場整備部分はパイプライン、未整備地区は湧水 |
選定 | つなぐ棚田遺産 |
保全団体 | 有 |
棚田オーナー制度 | 有 |
駐車場 | 有 |
お手洗 | 簡易トイレ有 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | JR外房線安房鴨川駅下車、東口から鴨川日東バス長狭・金谷線「追分」下車、徒歩20分。タクシーなら約15分 |
自動車 | 館山自動車道・君津ICより県道92号(房総スカイライン)、大日交差点経由で田原(たばら)小学校を目指す。小学校横から賀茂川を渡るとすぐ。ICから35㎞、車で約40分 |
お問合せ
棚田倶楽部(鴨川市中山間地域等活性化協議会事務局):
tel. 04-7099-9050
鴨川市観光協会:tel. 04-7092-0086
鴨川市観光サイト「カモ旅」:http://www.kamotabi.jp/