阿蘇外輪山に連なる山中にある峰の棚田は、海抜350~400mに約450枚、約28haにわたり拓かれていいます。法面は一見石積かと思わせる角度だが、土坡でできており棚田の起源は江戸時代末期、今から150年以上前(嘉永年間)に11kmに亘って開削された嘉永福良井手が、峰の棚田を支えてきました。嘉永福良井手は、通潤橋を造った布田保之助が手掛けたもので、7つの隋道を通る太い井手は、御船川で取水した後、ゆったりと迂回しながら、集落全体の棚田を潤し、再び御船川へ帰っていく。かつては田だけでなく民家4から5件に一つ生活用水に使える堀池のようなスペースがあったといいます。棚田を見下ろす最も高い場所に布田神社が建てられ、布田保之助の肖像画を飾り、収穫祈願の神様として祀られています。
TANADAS掲載地
特産品
矢部茶
周辺スポット
峰観音堂(棚田内にある木造聖観音菩薩立像、県の重要文化財に指定されている)、旧清和村の清和文楽館、旧蘇陽町の馬見原(日向往還の宿場町として栄えた)、白糸台の棚田(車で30分)、菅の棚田(車で30分)、小笹円形分水
宿泊・温泉
基本情報
所在地 | 熊本県山都町島木 |
枚数 | 450枚 |
耕作面積 | 28ha |
耕作率 | 約80% |
標高範囲 | 350 ~ 400m |
平均勾配 | 普通 |
法面の構造 | 土坡 |
開発起源 | 江戸時代末期 |
水源 | 御船川 |
選定 | 日本の棚田百選 |
保全団体 | 無 |
棚田オーナー制度 | 無 |
駐車場 | 無 |
お手洗 | 無 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | 熊本交通センターより馬見原行きのバスに乗り「中島小学校前」バス停で下車。島木線に乗り換え「島木」バス停下車 |
自動車 | 九州自動車道山都中島西ICより国道445号線経由で、県道152号線に入り島木郵便局を目指す。山都中島西ICから約15分 |
お問合せ
山都町農林振興課:tel. 0967-72-1136
山都町観光協会:tel. 0967-72-3855