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能座(のうざ)| 兵庫県養父市

能座の棚田は、養父市の中山間地域に位置する急傾斜の棚田で耕作は困難を極めていましたが、「子や孫の時代に大型機械が使えるように」と悲願だったほ場整備が平成6年に完了しました。しかし、近年の農業者の高齢化に伴い棚田の半数ほどが休耕田となるなど耕作維持に苦慮してきました。平成27年に養父市が中山間地農業の改革拠点として「国家戦略特区」に指定されたことを受け、兵庫県三木市の建築タイル販売会社から「休耕田をすべて使い酒米を作りたい」との申し出があり、同社と地区住民による農業の担い手である協同体「㈱Amnak」を設立しました。これらの取り組みが功を奏し、作付面積は年々増加し機械化と相まって能座地区に豊かな棚田が蘇えりました。里山保全も兼ね森林の裾野を切り抜き、バッファゾーンを設け、獣害対策を取っていることもこの棚田の特長のひとつです。生産された酒米「五百万石」から醸造されたお酒は「能座ほまれ」というブランド名で販売されており、地区の名前を冠した特産品として地域で親しまれています。

棚田オーナー制

なし

地域の特産品

日本酒「能座ほまれ」、「㈱Amnak」や酒店・道の駅等で販売されている

周辺のスポット

農家レストラン「中村屋」、国指定天然記念物「建屋のヒダリマキガヤ」

宿泊・温泉情報

ログハウスとキャンプの石ヶ堂古代村

耳より情報

推定樹齢800年、西日本最大規模の大きさを誇る国指定天然記念物「建屋のヒダリマキガヤ」は棚田のすぐ隣にあります。三代目京都府知事で、琵琶湖疎水を作った北垣国道の生家跡にあり親しみを込めて「かやのきさん」と呼ばれています。

基本情報

所在地 兵庫県養父市能座
枚数 140枚
耕作面積 14.7ha
耕作率 100%
標高範囲 230m
平均勾配 1/9
法面の構造 土坡
開発起源 不明
水源 湧水、小川、河川
選定 つなぐ棚田遺産
保存会 有(かやのき保存会)
棚田オーナー制度
駐車場
お手洗

アクセス

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公共交通 JR播但線新井駅前からタクシー利用で棚田まで約15分
自動車 播但連絡道路・朝来ICから県道70号経由で棚田にる。ICより11㎞

お問合せ

養父市農地政策課 tel : 079-664-1450

  投稿写真

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