石積み棚田の坂折は、名古屋城の石垣を築いた土木集団「黒鍬」によるものと伝えられています。石垣の中には鳥居のように石を組んだ暗渠があります。暗渠は「清水口」と呼ばれ、地中の伏流水や上の棚田から落ちる水を集めて、灌漑用水として再利用する仕組みで、貴重な水をいかに大切に効率的に使うかという400年前の知恵に驚かされます。東南に傾斜する棚田は朝の光が差し込む見事な風景美であるため、NHK「美の壺」をはじめ多くのメディアに取り上げられるようになり、本格的な保全活動が行われています。6月第1土曜日には、畦に約2000本のろうそくが灯される「田の神様灯火祭」があり、提灯行列や和服で散歩など夜の坂折棚田を楽しむことができます。
TANADAS掲載地
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2022.07.15 投稿写真追加
棚田オーナー制度
会 費:35,000円/1口(1年間)
作業内容:田植え(5月下旬)、草取り・草刈り(7月)、稲刈り(9月下旬)、収穫祭(10月)
参加条件:上記作業には参加必須。
作業特典:玄米30kg
● 作業時、汁物の提供あり(一組上限5人まで)※草取り時を除く
● その他:季節の野菜(玉ねぎ、ジャガイモ等)を貰える
ライトアップ・イベント
【月第1土曜日】「田の神様灯火祭」(棚田の畦に約2000本のろうそくが灯される)
特産品
棚田せんべい、お米(中山間地の推奨品種であるミネアサヒ)など
周辺スポット
都市農村交流施設「棚田なごみの家」、「なかのほう不動滝やさいの会直売所」(車
で10分)、恵那峡(車で25分)
宿泊・温泉
恵那峡や恵那駅周辺にホテル、旅館、民宿、町内に農家民宿あり
棚田米販売
坂折棚田の「なごみの家」で購入可
基本情報
所在地 | 岐阜県恵那市中野方町 |
枚数 | 360枚 |
耕作面積 | 14.2ha |
耕作率 | 60% |
標高範囲 | 400 ~ 600m |
平均勾配 | 1/4 ~ 1/7 |
法面の構造 | 石積み、土坡 |
開発起源 | 400年ぐらい前 |
水源 | 湧水、河川 |
選定 | 日本の棚田百選、ぎふの棚田21選 |
保存会 | NPO法人恵那市坂折棚田保存会 |
棚田オーナー制度 | 有 |
駐車場 | 有 |
お手洗 | 有 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | JR中央本線恵那駅下車、中野方行きバスで30分、「野瀬」バス停で下車し、徒歩20分。バスの本数が少ないので注意 |
自動車 | 中央自動車道恵那ICから県道68号線を北上し20分、402号線へ左折してすぐ |
お問合せ
NPO法人恵那市坂折棚田保存会:tel. 0573-23-2032
http://sakaori-tanada.com/