埼玉県西部の横瀬(よこぜ)町にあり、東京都心から最も近いといわれる棚田です。秩父盆地の入り口にあたり、池袋から西武線の特急に乗れば駅からの徒歩を入れても1時間半で着きます。荒川に流れ込む横瀬川の河岸段丘上に広がっており、近くに陰になるような大きな山や森林がないため日当たり良好です。県内最大規模で最盛期には360枚を数え、鎌倉時代にはすでに現在の耕作規模が完成されていたといいます。段差は2m近い所もありますが平均70㎝ほど。北東に隣接する山から流れる良質の水源を有し、正面には石灰岩の武甲山がそびえます。周辺は居住適地として昔から人が住み着いていたらしく石器や土器も出土します。出土品は横瀬町歴史民俗資料館に展示されています。昨今はハイキングマップにも棚田が掲載され、写真撮影、絵葉書、地元民の散歩など様々な役割を果たす場所になっています。
この棚田オーナー制度は、オーナーの半数以上が寺坂棚田学校の卒業生で、育苗から脱穀までの農作業はもちろん、農業機械を使用し、堰普請から日常の水管理に至るまで全てを行うため、年間30日以上も棚田を訪れる。体験型のオーナー制度とは一線を画す、次世代型のオーナー制度とも呼ばれている。
TANADAS掲載地
棚田オーナー制度
会 費:10,000円
作業内容:施肥、シート入れ、耕耘、代掻き、畔草刈、田植え、田の草取り(3回)、防鳥、稲刈り、はぜ掛け、脱穀、籾摺り、収穫祭
参加条件:
*棚田の保全・稲作に興味のある方
*健康で他人と協力・協調できる方
*田お越しから収穫までに約10回の作業のうち3回以上出席できる方
作業特典:出席日数のポイントにより配分(黒米5kgは保証)
ライトアップ・イベント
7月:「寺坂棚田ホタルかがり火まつり」
9月:「寺坂棚田彼岸花まつり」
温泉・宿泊
基本情報
所在地 | 埼玉県横瀬町大字横瀬字寺坂 |
枚数 | 250枚 |
耕作面積 | 5.2ha |
耕作率 | 77% |
標高範囲 | 230 ~ 270m |
平均勾配 | 1/10 |
法面の構造 | 土坡(一部は石積み) |
開発起源 | 鎌倉時代には既にあったといわれる |
水源 | 曽沢川 |
選定 | 無 |
保全団体 | 有 |
棚田オーナー制度 | 有 |
駐車場 | 有 |
お手洗 | 有 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | 池袋駅から西武鉄道池袋線特急で横瀬駅下車、徒歩15分 |
自動車 | 関越自動車道花園ICより国道140号線→上野町交差点を左折して国道299号線→町民会館前信号を過ぎたら左折 |
お問合せ
横瀬町振興課:tel. 0494-25-0114