京都市の市街地から見て北西に位置する奥座敷・嵯峨。その標高400~450mほどの範囲に約800の棚田が広がります。嵯峨越畑(こしはた)と嵯峨樒原(しきみがはら)の2つの大字を合わせて宕陰(とういん)地区と呼ばれ、京都市内にありながら茅葺き民家も残っています。越畑は「京都の信州」ともいわれ、オミナエシやホオズキなども栽培されています。樒原は棚田が鎧のように見えることから「鎧田」とも呼ばれています。毎年8月下旬には「宕陰竹灯籠」を開催。棚田に約300本の竹灯籠を灯し、昔の虫送りの風習を再現します。またジャンボかぼちゃ作りでも有名で、10月上旬にはかぼちゃでランタンを作る「宕陰ハロウィン祭」も行われます。2008年には朝日新聞の「にほんの里100選」に選定されました。地元住民の方により、総合的な地域づくりが推進されています。
TANADAS掲載地
ライトアップ・イベント
8月下旬:宕陰竹灯籠(棚田に約300本の竹灯籠を灯し、昔の虫送りの風習を再現)
10月上旬:宕陰ハロウィン祭(かぼちゃでランタン作り)
特産品
米、ぶどう、りんご(「越畑フレンドパークまつばら」にて販売)
周辺情報
越畑フレンドパークまつばら(レストランでは十割そば、酒米作り、体験農園なども実施)、愛宕山登山
温泉・宿泊
右京区嵯峨嵐山か亀岡市の旅館・ビジネスホテルを利用できる
スプリングスひよし(車で20分・南丹市日吉町)
基本情報
所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨越畑・樒原 |
枚数 | 約800枚 |
耕作面積 | 約29ha |
耕作率 | 95% |
標高範囲 | 400 ~ 450m |
平均勾配 | 緩急差大 |
法面の構造 | 土坡 |
開発起源 | 平安時代〜明治 |
水源 | 芦見谷川からの越畑隧道による引水 |
選定 | にほんの里100選 |
保全団体 | 越畑村づくり委員会 |
棚田オーナー制度 | 無 |
駐車場 | 有 |
お手洗 | 有 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | JR八木駅下車、京阪京都交通バス「原」行きで約40分、終点まで。越畑・樒原の棚田スポットの各バス停で下車 |
自動車 | 京都縦貫自動車道千代川ICから国道9号、477号線を経由して府道50号線に入る。ICから約30分 |
お問合せ
越畑フレンドパークまつばら:tel. 0771-44-2700
京都市右京区宕陰出張所:tel. 0771-44-0314