八重の棚田は鹿児島市街地から北へ24kmほどの八重山の南斜面に位置し、八重山から絶え間なく湧き出る「穣(ゆたか)の水」は棚田を潤すと共に市街地を貫流する甲突川の水源にもなっており、「平成の名水百選」にも選ばれています。標高約370~400mに広がる石積みの棚田に立つと鹿児島市街地、錦江湾、桜島を望むことができます。ちょうど八重山の北斜面にある棚田百選の薩摩川内市・内之尾棚田とは車で20分ほどの距離にあります。棚田はかつて50ha、1000枚ほどあったが、1970年に生産調整が始って休耕・放棄が進み、現在はおよそ12ha、240枚になっています。棚田の中央部には、2007年に農業振興整備事業で建てられた都市住民との交流施設「八重棚田館」があります。2002年には「八重の棚田保全委員会」が設立され、様々な活動を展開しているがメンバーの高齢化しており近隣に住む子供世代に参加を呼び掛けているといいます。
TANADAS掲載地
棚田オーナー制度
会 費:
作業内容:田植え(6月下旬 )、田の草取り(8月上旬 )、稲刈り(10月下旬 )、脱穀(11月上旬 )
参加条件:田植え、草取り、稲刈り、脱穀の4回の活動に参加できる人
作業特典:オーナー制度で収穫した米の配分を受ける
ライトアップ・イベント
5月:八重の棚田と竹とうろうの夕べ
12月中旬~1月末:イルミネーション
周辺スポット
温泉・宿泊
ゆるり乃湯、郡山地区に民宿が数軒、東俣町「スパランド裸・楽・良」
基本情報
所在地 | 鹿児島県鹿児島市郡山町 |
枚数 | 約240枚 |
耕作面積 | 12.4ha |
耕作率 | 80% |
標高範囲 | 370 ~ 400m |
平均勾配 | 1/10 |
法面の構造 | 石積み |
開発起源 | 明治時代から昭和20年頃 |
水源 | 甲突池 |
選定 | かごしま自然百選 |
保全団体 | 有(八重の棚田保全委員会) |
棚田オーナー制度 | 有 |
駐車場 | 有 |
お手洗 | 有 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | 鹿児島中央駅下車、JR九州バス北薩線宮之城行きに乗車、約50分の「入来峠」バス停下車。甲突池方面に徒歩約2㎞ |
自動車 | 鹿児島市街から国道3号線を北上し小山田町交差点を右折して国道328号線に入り、入来峠を左折し約2㎞直進 |
お問合せ
鹿児島市農政総務課郡山農林事務所:tel.099‐298‐4861
鹿児島観光コンベンション協会:tel. 099-286-4700