大茶園・牧之原台地の斜面に広がる棚田

上倉沢(かみくらさわ)| 静岡県菊川市

上倉沢の棚田は中世の荘園として今川、斯波、徳川、武田、本多諸氏の庇護下にあった牧之原台地に400年前に開田されました。故からか千枚田の呼び名も独特で「千框」と雅です。白黒の全景写真は1960年代のもので、小さく入り組んで広がる畔と水面の風景は美しく、圧巻でもあります。最盛期、3000枚以上あった田も、茶業が興隆した70年代以降は放棄が進み、現在耕作されているのは300枚ほどです。しかし周辺には、生物多様性を育み、環境と共生する伝統農法として2013年に世界農業遺産に登録された「静岡の茶 草場農法」の採草地(茶草場)があるなど、棚田と茶草場が織りなす美しい景観と自然環境を次世代へ残すための保全活動が盛んに行われています。
TANADAS掲載地

棚田オーナー制度

icon-gear 募集期間:1月15日~
icon-gear 会  費:32,000円/1口(1年間)
icon-gear 作業内容:「春の田植え準備」「田植え」~「稲刈り」
icon-gear 参加条件:「田植え」「稲刈り」への参加。草刈りなどの農作業。
icon-gear 作業特典:収穫棚田米(新米)15㎏ ※田植え参加者には地元高級新茶100g進呈(世界農業遺産「静岡の茶草場農法」認定茶)

 棚田いこうよ.net 

ライトアップ・イベント

3月下旬:「あぜ道アート」(ろうそく1000本、LED1000本を使って幻想的な棚田の夜を演出)
7月「和紅茶づくり体験」
12月「そば打ち体験」、「しめ縄づくり体験」

特産品

菊川市の名産「深蒸し茶」

周辺情報

静岡空港(車で15分)静岡県営「ふじのくに茶の都ミュージアム」(車で10分)

温泉

日帰り温泉施設「さがら子生れ温泉会館」(車で15分)

基本情報

所在地 静岡県菊川市倉沢
枚数 約3000枚
耕作面積 10.1ha
耕作率 35%
標高範囲 80 ~ 150m
平均勾配
法面の構造 土坡
開発起源 約400年前
水源 湧水
選定 静岡県棚田等十選、美しく品格のある邑県知事顕彰
保全団体 有(NPO法人せんがまち棚田倶楽部)
棚田オーナー制度
駐車場
お手洗

アクセス

↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!

公共交通 JR菊川駅よりコミュニティバスを利用、「上倉沢公会堂」バス停下車すぐ
自動車 東名高速道路菊川ICより15分、牧之原ICより15分、新東名高速道路島田金谷ICより15分

お問合せ

NPO法人せんがまち棚田倶楽部:tel. 090-3251-1390
棚田行こうよnet:http://tanada1504.net/
菊川市観光協会:0537-36-0201

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