世界文化遺産・平泉で有名な一関市の東部、舞川地区唐ノ子(とうのこ)という小さな集落に金山棚田があります。北上川に流入する番台川の支流沿い、その最上流部の一軒家・金山さん所有の谷地田です。所有者の名前を冠した棚田は全国でも珍しく、江戸時代後期の開発といわれ面積は42aの小規模なものです。形は等高線型で、土坡の優しい曲線を描く棚田で、家より上に約70枚、下に約30枚ありますが、現在耕作されているのは約70枚。小さなものは畳2枚分ほど、大きなものでも10m x 3mほどの広さです。この大きさは、機械に頼らず人力のみで開拓できるヒューマンスケールの広さといわれています。素朴さと優美な曲線を兼ね備えた”可愛らしい棚田”として親しまれており、拓らかれた当時の姿がそのまま保全されています。耕作は長年にわたり金山夫妻が続けてきましたが、現在は「play farm(いちのせきシェア農園)」が中心となり多くの棚田愛好者の手により耕作と保全が行われています。
TANADAS掲載地
|ページ更新情報|
2023.10.10 棚田紹介文更新
棚田オーナー制度
会 費:20,000円/1区画(15㎡前後)
作業内容:田植え、草刈り、稲刈りなど
(参加は強制ではありません。参加できるタイミングでご参加ください。一度も参加できなくても大丈夫です。)
参加条件:なし
作業特典:田んぼにMy看板の設置、オリジナルトートバッグ、MY田んぼカード、米6.0kg、各種イベントへの参加割
募集サイト:https://kanayama-tanada-playfarm.com/
特産品
もち料理
周辺スポット
産直施設「あいあい」、世界遺産の平泉、日本百景の猊鼻渓、「空とぶだんご」で有名な厳美渓
温泉
JR一ノ関駅周辺にホテルが複数、農家民泊がある(いちのせき観光ナビ「一関市内の主な宿泊施設」)
「一関温泉郷」には5つの温泉施設がある
基本情報
所在地 | 岩手県一関市舞川字唐ノ子 |
枚数 | 100枚 |
耕作面積 | 0.42ha |
耕作率 | 70% |
標高範囲 | 215 ~ 236m |
平均勾配 | 1/5 |
法面の構造 | 土坡 |
開発起源 | 江戸時代後期 |
水源 | 溜め池 |
選定 | 無 |
保全団体 | いちのせきシェア農園 |
棚田オーナー制度 | 有 |
駐車場 | 有 |
お手洗 | 有 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | JR一ノ関駅前より摺沢駅行きバスに乗り、「土樋」バス停下車。「金山棚田入り口」の看板から徒歩20分 |
自動車 | 東北自動車道一関ICを降り、国道342号、県道14号、県道261号線経由で棚田まで約20分 |
お問合せ
playfarm
E-mail:playfarm.iwate@gmail.com