かくれキリシタンの里にある棚田

春日(かすが)| 長崎県平戸市

かくれキリシタンの里の一つです。棚田は400年以上前から耕作されていたことが宣教師の手紙から分かり、この地に根付いていた伝統文化であるかくれキリシタンの生活生業を支えた重要な場所です。海際の海抜1m~150mまでの450枚の石積の棚田は、後背地にそびえる平戸市最高峰・安満岳を水源とする春日川から取水しています。棚田上流には民家がないことから、生活排水などがまったく流れ込まない清流で耕作されています。これらの棚田は外縁に沿って周遊する農道から一望でき、特に東縁の農道からは東西方向に西海が広がる風景が見られます。また西縁の農道を上がると帽子を被った幼女の後ろ姿に見える人形岩と呼ばれる岩峰も一見の価値があります。2010年の「重要文化的景観」選定、さらに2018年には世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録され棚田はその構成要素となっています。
TANADAS掲載地

特産品

アゴダシ、平戸天然ひらめ、魚醤油、南蛮菓子カスドース、牛蒡餅 、平戸牛など

周辺スポット

漁師食堂母々の手、切支丹資料館、平戸ザビエル記念教会

温泉・宿泊

平戸市内にホテル、旅館、民宿など多数あり

基本情報

所在地 長崎県平戸市春日町
枚数 450枚
耕作面積 11ha
耕作率 約80%
標高範囲 1 ~ 150m
平均勾配 1/6
法面の構造 石積み
開発起源 16世紀より前
水源 春日川
選定 重要文化的景観、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」構成資産
保全団体
棚田オーナー制度
駐車場
お手洗

アクセス

↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!

公共交通 平戸市役所近くの「平戸桟橋」バス停から生月バスで25分、「白石」バス停下車、徒歩10分
自動車 平戸市役所前から県道19号線を西方向に16㎞。この地点で県道は棚田を横切るので比較的わかりやすい。市役所前から約20分

お問合せ

平戸市文化観光商工部文化交流課 :tel. 0950-22-4111
平戸観光協会:tel. 0950-23-8600

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