秦野市は、県の西部、丹沢山麓の田園都市、東京・横浜圏へ通うサラリーマンの住宅地としての役割が大きく、両都市圏の衛星都市の一つになっています。難読地名の名古木(ながぬき)は市の中心部に近く、市街化調整区域内にあるため、国の補助事業を受けることのできない農地です。棚田は丹沢山麓、標高130~170mの南斜面、渓流に沿う両岸に拓かれています。傾斜1/20、枚数100枚前後、一枚は小さく1~2㌃程度、法面は土坡で数十㎝1mほどの高さである。特筆すべきは竹と木で櫓を組んだ手作りの灌漑施設があるこです。地元ではまず1992年に丹沢の自然と人間を愛する会として「丹沢ドン会」が誕生、2001年に「NPO法人自然塾丹沢ドン会」に改組され、翌年の2002年から棚田での活動が始まりました。活動は年間を通して土曜日とされ、毎回東京都・横浜市などから30~40人が集まり棚田での米作りに励んでいます。
地域の特産品
「相州落花生」
周辺のスポット
田原ふるさと公園、緑水庵 、秦野盆地湧水群
宿泊・温泉情報
鶴巻温泉、弘法の里湯(日帰り入浴施設)
耳より情報
秦野市の背景には雄大な「日本百名山」丹沢山系があり多くのハイカーで賑わっています。
基本情報
所在地 | 神奈川県秦野市名古木 |
枚数 | 105枚 |
耕作面積 | 1.75ha |
耕作率 | 75% |
標高範囲 | 100m |
平均勾配 | 1/20 |
法面の構造 | 土坡 |
開発起源 | 不明 |
水源 | 湧水 |
選定 | つなぐ棚田遺産 |
保存会 | 有(NPO法人自然塾丹沢ドン会と農業者の会 ) |
棚田オーナー制度 | 無 |
駐車場 | 無 |
お手洗 | 無 |
アクセス
公共交通 | 小田急秦野駅北口から神奈川中央交通バスの丹沢山麓蓑毛またはヤビツ峠行きに乗車しバス停上原入口で下車徒歩10分程 |
自動車 | 東名高速「秦野中井IC」または新東名高速「秦野丹沢スマートIC」から秦野駅まで15分ほど。駅周辺の駐車場を利用し、バス便にて棚田へ。棚田周辺への車両直接乗り入れはご遠慮下さい。 |
お問合せ
秦野市農業振興課 tel : 0463-82-9626