標高は400m程の棚田からは頸城(くびき)地方の名山、黒姫山を望むことができます。十日町市は2011年3月12日に発生した長野県北部地震により震度6弱の被害に見舞われました。春になって積雪が消えた山肌には無残な地すべり跡が姿を現しました。その地すべり規模は長さ約500m、幅約100mにも及ぶ大規模なもので、清水の棚田は跡形もなく崩壊していました。その後、貴重な棚田の復元と防災を兼ねた工事が行われました。この工事は里山の景観を損ねないよう全国的にも珍しい「平行畦畔型等高線区画工法」が採用され、細長い階段状の原型を残す復旧工事で2013年には完了し作付けも再開されました。現在は「まつだい棚田バンク」の体験活動のフィールドになっています。なお、棚田バンクの里親(オーナー)になると、米作り体験や保全活動に参加できます。刈羽黒姫山からの湧き水で稲作の水に困ることはありません。豪雪地帯のため田んぼの作業は雪解けを待って4月下旬ごろから始まります。
追記:「清水棚田」と同名棚田が長崎県雲仙市にもあります。
TANADAS掲載地
基本情報
所在地 | 潟県県十日町市清水 |
枚数 | 40枚 |
耕作面積 | 約3.5ha |
耕作率 | 100% |
標高範囲 | 300m |
平均勾配 | 1/6 |
法面の構造 | 土坡 |
開発起源 | 不明 |
水源 | 天水 |
選定 | 無 |
保全団体 | 無 |
棚田オーナー制度 | 無 |
駐車場 | 有 |
お手洗 | 無 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | 北越急行ほくほく線「まつだい駅」からタクシー利用で約25分 |
自動車 | 「まつだい駅」前から県道12号、219号経由で約15分 |
お問合せ
十日町市観光協会まつだい事務所025-597-3000
投稿写真