鳥取県と兵庫県の県境にある扇ノ山の中腹に拓かれた上地地区の棚田で上地棚田あるいは京ケ原棚田と呼ばれています。この棚田で特筆すべきことの一つは水源です。取水口は上地川の上流で、そこから棚田まで4㎞にも及ぶ長大水路で延々と導水されています。江戸時代末期に苦難の末に造られた手堀りの水路です。こうして開拓された棚田は最盛期には150枚ほど連なっていましたが、耕作者の高齢化等により休耕田が増えてきているのが現状です。一方では、鳥取大学や地元企業等のボランティアと行政が一体となった水路の管理や耕作支援が行われています。2022年には農水省の「つなぐ棚田遺産」に選定され、地域振興の核としての役割が期待されています。
TANADAS掲載地
基本情報
所在地 | 鳥取県鳥取市国府町上地 |
枚数 | 150枚 |
耕作面積 | 4.1ha |
耕作率 | 10% |
標高範囲 | 450~600m |
平均勾配 | 1/4 |
法面の構造 | 石積土坡混在 |
開発起源 | 江戸時代後期 |
水源 | 用水路 |
選定 | つなぐ棚田遺産 |
保全団体 | 無 |
棚田オーナー制度 | 無 |
駐車場 | 無 |
お手洗 | 無 |
アクセス
↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!公共交通 | JR山陰線鳥取駅からタクシー利用で約40分 |
自動車 | 鳥取自動車道「鳥取IC」から国道29号、県道154・37号線経由。ICから約25km |
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