神話の里・岩戸川左岸にひらけた棚田

尾戸の口(おどのくち)| 宮崎県高千穂町

高千穂町は日本神話の里として知られていますが、三つの百選の棚田を抱える代表的な棚田地域でもあります。先人たちが標高の高い傾斜地で水を確保するため、急峻な山腹に「山腹水路」を建設し、その総延長は500km以上に及び、1,800haを超す棚田が造成されたのです。2015年には水路と棚田も含めた山間地農林業システムが評価され世界農業遺産にも認定されています。
明治時代に岩戸川両岸の台地に一部トンネル部分も含め20kmをこえる長大な用水路が掘削されたことにより拓かれた二つの百選の棚田があります。左岸の大平地区にある尾戸の口の棚田は、中山間地としては比較的緩やかで広く形成されています。猿岳、高岩の岩峰を背後にして、前方は対岸の栃又の棚田、右は彼方に古祖母の山並み、左には雲海橋まで見渡すことができます。
TANADAS掲載地

特産品

高千穂窯炒り茶、高千穂牛、蜂の子、椎茸

周辺スポット

神話の舞台・天岩戸神社(車で10分)、高千穂峡、高千穂神楽、国見ケ丘、徳別当の棚田栃又の棚田

温泉・宿泊

天岩戸温泉、他多数
問い合わせ:高千穂町観光協会へ TEL:0982-73-1213

基本情報

所在地 高千穂町大字岩戸大平地区
枚数 780枚
耕作面積 16ha
耕作率 90%
標高範囲 280~420m
平均勾配 1/12
法面の構造
開発起源 明治29~34年
水源 山腹水路
選定 棚田百選 世界農業遺産
保全団体
棚田オーナー制度
駐車場
お手洗

アクセス

↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!

公共交通 福岡・熊本・延岡から高速バスで「高千穂バスセンター」下車、タクシーで15分
自動車 九州自動車道松橋ICまたは九州中央自動車道延岡市街から国道218号線を高千穂町中心部・沿線町道を経由し岩戸大平地区へ

お問合せ

高千穂役場 tel:0982-73-1200
高千穂町観光協会 tel:0982-73-1213

 icon-camera  投稿写真

投稿写真館はこちら

関連記事

  1. 深野のだんだん田

    深野のだんだん田(ふかの)| 三重県松阪市

  2. 1茅野の棚田

    茅野(かやの)| 静岡県伊豆市

  3. 川棚町日向の棚田

    日向(ひなた)| 長崎県川棚町