奇祭「大川原の火流し」が行われる青森県「唯一」の棚田
奇祭「大川原の火流し」

大川原(おおかわら)| 青森県黒石市

青森県の中央、三方を津軽平野に臨み、東に八甲田の峰々が連なる黒石市の中にあって、大川原地区は奇祭とさえ評される特異な風習「大川原の火流し」で知られています。「大川原の火流し」では、アシガヤを編み上げた長さ3m、幅1.5m、帆柱3mの舟3隻に火をつけ、地区を流れる中野川を勇壮に引き下ります。史料において「(山地にて)田畑少なし~」と記述が残る同地区では、稲作の豊凶は祭事の要となる関心事で、「早生」「中生」「晩生」の稲に見立てられた3隻の舟の燃え方で実りの吉凶が占われます。そんな大川原地区の「大川原棚田」は、集落に近い中山間部を切り開いた場所にあり、広さは約32.3ha。600年以上もの昔から、先人たちが苦心と努力の末に整えてきた田畑であり、現在は令和3年4月の指定棚田地域への認定をきっかけとして、ドローンを用いたスマート農業化の取り組み等々、棚田を中心とした地域の振興策が推進されています。
TANADAS掲載地

歴史

南北朝時代、後醍醐天皇の第3皇子宗良親王をかくまった信濃の豪族、香坂高宗の子孫が、戦いに敗れて大川原地区に落ちのびたとされる。この時に南朝方の戦死者の慰霊のために始めた精霊流しが、地区に伝わる祭事「大川原の火流し」の起源となった。

特産品

米(幻の寿司専米「ムツニシキ」など)リンゴ、津軽系こけし、中村亀吉酒造「亀吉」、鳴海醸造「菊乃井」

周辺スポット

津軽伝承工芸館津軽こけし館(車で10分)、中野もみじ山(車で10分)、こみせ通り(日本の道百選・車で25分))、リンゴ研究所道の駅 虹の湖、、津軽烏城焼工房、金平成園(国指定名勝・車で25分)、カタクリの小道

宿泊・温泉

黒石温泉郷(長寿温泉・温湯温泉・落合温泉・板留温泉・青荷温泉と近隣で5種の異なる泉質がある。(車で10分~)

基本情報

所在地 青森県黒石市大川原
枚数 299枚
耕作面積 32.3ha
耕作率 70.5%
標高範囲 186m~293m
平均勾配 1/20
法面の構造 土坡
開発起源 600年ほど前
水源 八甲田山水
選定
保全団体 有 (大川原地区棚田地域振興協議会)
棚田オーナー制度
駐車場
お手洗

アクセス

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公共交通 弘南鉄道黒石駅から弘南バス「弘前~黒石~大川原線」に乗車、大川原停留所で下車し、徒歩10分
自動車 東北自動車道黒石ICを降り、国道102号線を東に向かい、南中野交差点を左折、国道394号線を北上し、大川原集落入口を左折。黒石ICから20分

お問合せ

青森県黒石市農林部農林課:Tel.0172-52-2111

 

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