丹後半島の海岸段丘にひらかれた棚田

袖志(そでし)| 京都府京丹後市

袖志の棚田は戦国時代から江戸時代にかけてひらかれたといわれており、海岸からすぐの丘の上に広がっています。同時に水平線が目に入る珍しい風景です。春には青い海と水をたたえた水田の青さが調和し、夕暮れにも海と水田が同時に色づきます。周辺地域の田がほぼ長方形に整備されている一方、不整形の田が一面に広がる袖志は整備のチャンスを逸したため逆に希少価値が出たといわれます。ここでは秋の収穫後の天日干しの際に、強い海風に耐えられるよう丸太でしっかり支えられた4段から5段の「稲木」に稲を掛けます。この稲木干しの光景は今や限られた場所でしか見られません。一般的には収穫後の棚田に足を運ぶ人は少ないですが、稲木干しの時期にも訪れてみてはいかがでしょうか。
TANADAS掲載地

特産品

海産物(マグロ、トビウオ、ズワイガニ、岩海苔など)や農産物が豊富。

周辺情報

レストラン「レストこのしろ」(車で10分ほど)、道の駅「てんきてんき丹後」(車で15分ほど)。丹後半島は山陰海岸ジオパークの一部として世界ジオパークに認定

温泉・宿泊

地区内に民宿が2軒(夏季のみ営業)。宇川温泉「よし野の里」(車で10分ほど)

基本情報

所在地 京都府京丹後市丹後町袖志
枚数 約400枚
耕作面積 12ha
耕作率 80%
標高範囲 20 〜 100m
平均勾配 1/10
法面の構造 土坡、石積み
開発起源 戦国~江戸時代
水源 渓流水
選定 日本の棚田百選、美しい日本のむら景観百選
保全団体
棚田オーナー制度
駐車場
お手洗

アクセス

↑↑↑ 航空写真に切り替えると棚田の全景を見れますよ!

公共交通 京都丹後鉄道網野駅下車、市バスで「袖志」バス停下車(約1時間)
自動車 京都縦貫自動車道・綾部宮津道路の京丹後大宮ICから府道655号、53号、国道482号線を経由し、国道178号線を右折。袖志海水浴場の山側に棚田)

お問合せ

京丹後市観光協会:tel. 0772-62-6300

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